韓国旅行で気になるのが、買い物や飲食店での支払い方法です。韓国では日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、現金よりもクレジットカードでの支払いが主流となっています。
キャッシュレスであれば、レジ前で海外のコインや紙幣の区別がつかなくて時間がかかってしまう、、といったこともないので安心ですよね!
今回は、日本在住でも、韓国在住の方と同じように使用できるクレジットカード機能を持つ「WOWPASS(ワウパス)」の購入方法と使用方法をご紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
WOWPASS(ワウパス)とは?
WOWPASSとは、韓国通貨の「両替」「決済」「交通カード」のすべての機能を持つオールマイティなカードです。
- 両替:WOWPASS発行機械があればその場で日本円をウォンに両替することができます。
- 決済:韓国の方が自国のクレジットカードを使える場所であれば同じように使用することができます。
- 交通カード:日本でいうSuicaやPASMO同様、交通系ICカードとして電車やバスの乗車に使用することができます。
海外旅行の際は、手元にたくさんの現金を持っておきたくない方や日本のクレジットカードを利用するのが怖いといった方も多いので、これらの機能をあわせ持っているのは安心ですよね。
WOWPASS(ワウパス)のメリット・デメリット
実際に韓国旅行でWOWPASSを利用して良かったこと、悪かったことをご紹介します。ぜひ、今後の旅行の参考にしていただけると嬉しいです。
良かったこと
悪かったこと
それぞれもう少し詳しくご紹介します。まずはメリットをご紹介します。
クレジットカードの不正利用の心配がない
日本で使用しているクレジットカードを海外で利用する際、最も不安なのが不正利用ではないでしょうか。海外の場合セキュリティが不十分で、支払いの際に何らかの問題で情報が流出してしまうこともあります。
私も実際に2017年に韓国旅行に行った際、空港の免税店でクレジットカードを利用しようとするもできず、後々不正利用により制限がかかっていたことが発覚しました。
クレジットカードの不正利用の場合は、補償が受けられることも多いですが、書類を記入し返送するなど面倒な手続きも多いためできることなら遭遇したくないですよね。
返金されるまでにも時間がかかりました・・
WOWPASSであれば、現金をチャージして利用するプリペイドカードのような仕組みのため、後々の不正利用を心配する必要もありません。
電車・バスの乗車に使用するTmoneyカードになる
韓国旅行に行かれたことがある方はお馴染みの「Tmoneyカード」。日本で言うところのSuicaやパスモといった交通系ICカードです。
これまではTmoneyカードはクレジットカードや現金と別でカードを持ち歩く必要がありました。WOWPASSの場合は1枚のカードにTmoneyカードの機能も含まれています。WOWPASSがあれば、電車やバスにも乗れるし、買い物もできる、とっても便利なカードです。
お得なレートで両替ができる
日本円から韓国通貨のウォンに両替する際には手数料がかかります。手数料は場所によって異なり、一般的に空港では高く、明洞など市街地の路面店では安くなる傾向があります。
空港での両替は便利ですが手数料が高いため受け取れる現金が減ってしまう、明洞は手数料が安いが店舗を探すのが面倒、そもそも明洞までの電車賃(ウォン)が手元に無い、といった悩みがありましたがWOWPASSであれば空港で発行できる、かつ手数料も市街地とほとんど変わらないため安い手数料ですぐに移動やお買い物ができます。
また、私が初めてWOWPASSを利用した際は、アプリで初回特典が用意されていました。初めてのチャージでキャッシュバックが行われており、お得に利用することができたのでぜひその時々のお得情報をゲットしてみてください。
空港で発行できる
何より便利なのが空港で発行できることでした。せっかくの旅行なので、現地についたらすぐに行きたいお店や食べたいものを楽しみたいですよね。WOWPASSは仁川空港で発行ができるので、韓国に到着後すぐに使用できます。一度明洞へ行って両替をしてから、といった手間が無いのでとても便利です。
アプリで簡単に残高が確認できる
WOWPASSはクレジットカードのように使用できますが、中身はチャージ制です。日本円、もしくはウォンで入金すると、残高としてすぐに反映され、支払いに利用することができます。残高はWOWPASS自体の残高と、Tmoneyカード分の残高と分けて表示され、スマホのアプリでいつでも最新状態を確認することができます。
利用履歴も見れるので安心です!
次にデメリットを紹介します。
6年間の有効期限がある
WOWPASSには6年間の有効期限があります。ただチャージした残高については、最後にチャージした日から6年となっており、カード自体の有効期限が切れてしまっても、再発行すれば残高を利用することができます。
仁川空港の機械では現金の両替と引き出しができない
仁川空港に設置されているWOWPASSの機械は、カードの新規発行や現金でのチャージ、Tmoneyカードへのチャージはできますが、現金の両替(日本円をウォンへ)やウォンでの引き出しはできません。その代わり、通常WOWPASSを発行しただけではTmoneyカードへのチャージは0円ですが、仁川空港の機械で発行した場合のみ、初めから10,000ウォンチャージされた状態で作成されます。
よって、ウォンを手元に持っておかなければ電車に乗れない、と言うことはありません。
注意:仁川空港のWOWPASS発行機械は空港鉄道A’REXの改札内にあります。改札に入るにはA’REXの乗車券が必要となり、現地で乗車券を購入する場合はウォンが必要となるのでご注意ください。日本での換金は手数料が高くて嫌・・と言う方はネットでチケットの事前購入もできるのでおすすめです。
チャージできる現金が10万円まで
WOWPASSにチャージできる金額は日本円で10万円までです。もし免税店で高額な買い物を予定している、といった場合は残高が足りなくなってしまうので通常通りクレジットカードでのお買い物をおすすめします。
百貨店であればセキュリティもしっかりしているのでクレジットカードの利用もさほど心配は入りません。
WOWPASS(ワウパス)の設置場所と新規発行方法
では実際に仁川空港改札内にあるWOWPASS機械での新規発行方法をご紹介します。
WOWPASSの発行機械は、高速鉄道A’REXの改札を入ってすぐの場所に設置されています。エスカレーターでホームに降りる前の、「改札階」です。
新規発行の方法
チャージ方法
カードの有効化
スマホのアプリをダウンロードすれば、下図のように残高がリアルタイムで確認できます。
その時々でお得なキャッシュバックキャンペーンやクーポンが配布されているのでぜひチェックしてみてください。
これからの韓国旅行にWOWPASSは欠かせない
WOWPASSのメリット・デメリットともにご紹介しましたが、個人的には今後の韓国旅行になくてはならないくらい便利なものでした。
次回の旅行にも忘れず持っていきます!
クレジットカードの場合、無くしてしまうと決済手段を失ってしまいますが、WOWPASSの場合はすぐに再発行が可能です。
以前不正利用された経験がある身からすると、日本のクレジットカードを市場や個人店といった少しセキュリティが不安な場所で利用しなくていい、と言う点が一番の安心ポイントです。
チャージ機械も主要駅には設置されていたので、足りなくなったらすぐにチャージすることができました。(明洞の機械は観光客で行列の時間帯もあったので他の駅を利用するのがおすすめです。)
WOWPASSを発行して、安心して韓国旅行を楽しんできてください♪
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